all2mmでスキンのオーダーが可能になりました。

内多泰隆

今までall2mmでスキンを使用した商品はデリケートな素材の特性を考慮し
着脱時に負荷のかかりやすい以下商品のオーダーをお断りしておりました。
・フルスーツ
・シーガル
・L/Sスプリング
・スプリング
・ショートジョン
・ロングジョン

気候の変化に伴い、より薄いウェットスーツへの需要が高まる中、DOVEでは2mmスキンを使用したウェットスーツの生産方法を検討して参りました。

この度、圧着方法の改良・裏側の補強等を見直す事によりご注文いただくことが可能となりました。

2mmのスキンは動きやすさと伸縮性に優れており春や秋はもちろん
アイテムによっては夏場でも日焼け対策や冷え予防に活躍してくれるアイテムです。

ただ過度なテンションがかかった際に破損しやすいというデメリットがあります。
指先や爪でスキン面を強く引っ張らず、手のひらで優しく扱うようお願いいたします。
膝パット・スネ・腰回りの下半身、袖は着脱時に特にテンションがかかりやすい部分ですので注意ください。
※1年以内でも過度な力がかかった場合の破損については保証対象外となります。

2mmスキンという素材は非常に薄く伸びるためさまざまな作業に高度な技術が必要です。

生地が伸びやすいため変なテンションがかからないように作業台に置きパターンを書き写さないとパーツにズレが出て仕上がりに歪みが生じます。

ノリ塗りは伸びる生地をしっかりとおさえ均等にムラなくボンドを塗る正確さが求められます。

貼りは段差なく貼り合わせた後のエアニッパがとても難しいんです。ただ挟むのではなくボンドのはみ出し方、接着部分に合わせて挟む力と位置の調整が求められます。

片側だけをすくうウェットスーツならではの「平すくいミシン」で2mmスキンを縫う作業は熟年の職人だからこそなせる技。不慣れではすぐに貫通してしまいます。

ぜひ各作業へのこだわりはファクトリーマネージャー自らが細かく解説した職人技シリーズをご覧ください。

BLOG「ウェットスーツ職人の「技」」
youtube「職人技」
なかなか見れないウェットスーツ作成の裏側や解説が盛りだくさん。文章もとても面白いですよ！

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ネットオーダーの方法についてはこちらのブログ「ウェットスーツのオーダー方法を解説！」で詳しく解説しておりますのでオーダー時にお役立てください。

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内多泰隆 代表取締役 DOVEに入社し25年。デザイン、企画、パターンから仕上げまで全ての作業に携わり2023年7月に代表取締役に就任。波が有ればテストもかね地元湘南でサーフィンを楽しむ。