今年もG-landに弟子2人を連れて戻ってこれた。22年前、無理矢理連れて行かされた時に比べればとても快適になった。最初きたときは12時間ぐらい掛かったが今ではクタリーフビーチからスピードボードで2時間で行けるようになった。でもケリースレーターとジェミーオブライアンはクタからG-landのへリポートまで15分で来たそうです。快適になった分自然が少しずつこわされて動物の種類が減ったように思う。自分自身は22年前は6’10”・6’6”のショートボードに黄色のヘルメットをかぶり、テイクオフすらあまりできないというより、あまりのスケールのでかさに沖に出て行くこと事態がこわかった。今でもそうだが・・・。15年前からハワイのカウアイ島にも通うようになった。そこでノーリーシュで海に入るようになり自然の流れが少し分かるようになり、G-landでもドルフィンスルーをしなくても沖に行く道が少しずつ見えてきた。SUPでバックサイドを滑ったのは実はここG-landが初めてで、というより3Feet以上をすべるのも初めてだったのだが、今回のトリップの間際にホームポイントでフリーサーフィン中にあばらを折るというアクシデントが起こり、パドルができず、それならSUPで行ってみようかということになった(笑)心を決めてテイクオフすれば1本の波で500メートル以上波を抜けられる時もある。チューブ・チューブ・チューブだ。セクションを越えるときは無理かな~と思っていても壁に体をくっつければリップは必ず飛んでいく。あとは心がビビらない事と、そこにしかないラインをちゃんと走ることがG-landのサーフィンの醍醐味だ。でかければでかいだけチュービーな波ほど感動もでかい。今年はあまりでかいのは来なかったけどSUPで6feetオーバーくらいの波にテイクオフできるようになった。ロングボードの時より10メートルくらい沖でのテイクオフだ。SUPならではのラインが描けるようになりたい。新しい世界が見えた。48歳にもなるのにまた燃えてサーフィンができそう。第3ステージが始まった。
byEiji Nishimura