まず最初に
今から約20年以上前、当時ASP(現WSL)の世界のトッププロが出場する大会が、千葉(部原)・新島・宮崎・四国で、春と台風シーズンの秋に2回行われたいた。
部原と新島で丸井プロが行われ、世界中のトッププロが集まった。
また、TV放映されるなど、当時はサーフィンバブルと言われる程、沢山の観客が足を運び盛り上がっていました。
そして1990年前半に、九州・宮崎でASP 宮崎プロが行われた。(記憶では2回)
宮崎市の木崎浜海岸で行われた1992年の時、台風の影響でビーチはクローズコンディションで開催され、当時、世界チャンピオンだったトム・カレンが、内海ポイントの右側に出現した、10フィートを超えるジャイアントウェーブを初めてサーフした。
最初はトム一人でサーフしていたが、トムキャロルとまだツアー出たてのケリースレーターが後から入って行った。
@ Curren’s Miyazaki / Photo: Naoya Kimoto
今まで宮崎のローカルサーファーら誰もやった事の無い波にチャージをし、そこに集まった沢山のギャラリーを魅了した。
その時のライディング写真
Tom Curren @Miyazaki 1992 / Photo: Naoya Kimoto
トムカレンが乗っているサーフボードは、日本に持ち込んだ自分の板では短いと判断し、宮崎出身のDOVEライダー・高津佐浩行プロ所有のガンボード(地元のブランド、ウィーリーバードサーフボード・ロニーウッドワードシェープ製)7’6″ Gunを借りてライドし、日本で余り見たことのないシチュエーションと完璧なボトムターンを披露し、サーフィンフォトグラファーのキンちゃんこと木本直哉氏が歴史に残るウォーターショットを収めた。
そして、試合会場に戻り波が良く無いという理由でヒート中1本も乗らず海から上がるハプニングも!!その際にインタビューを受けた時(この先にあるポイントでは素晴らしい波が立っているのに・・・)と言ってその場を去った事はすごく衝撃だったし印象的だった。
また、このカレンズポイントの記事は、世界中のサーフ雑誌にも取り上げられ話題となり、これを機にこの名も無いポイント名が “カレンズポイント”と名付けられた。
そのカレンズポイントに先週の低気圧による波が到来し、Team DOVEライダーの中迫健吾・山本博成・小森隆志らがサーフした情報が入ってきた。
そこで、”コモタカ”こと小森隆志くんから、その時のライディング写真が送られてきました。
使用したサーフボードは、9’8″ シングルフィン
彼らは、宮崎のクラシカルウェーブの時には必ずラインナップに居るコアなビッグウェーブサーファー。
次のビッグウェーブはいつになるか・・?
楽しみです!!
小森君、貴重な写真をありがとう。