予定が変更され、昨日から始まったBali島・ウルワツにて行われているUluwatu CT
昨日はラウンド3のヒート9までが行われました。
CTトップランクに君臨する選手達が順当に勝ち上がっていく中、昨日のハイライトは、ヒート4のイタロ・フェレイラ(Brazil) VS マイケル・ロドリゲスで、なんとマイケル・ロドリゲスがジープリーダー(現在のランキングトップ)のイタロ・フェレイラを撃破する大波乱を起こしました。
先日終了したコロナ・バリプロでブッチ切りのサーフィンで見事優勝したイタロ・フェレイラ、この時点で今季2勝を挙げジープリーダーに躍り出て、今回のウルワツプロもイタロの快進撃をみんな予想していたと思うが、ルーキーのマイケルが見事撃破したことは、ビッグニュースとなった。
そのマイケル・ロドリゲスの生い立ちドキュメント映像が WSLオフィシャルサイトに出ていて、みましたがすごく興味深い内容だったので、是非ご覧になって下さい。
内容は、彼の幼少時代・・・ノース・イーストブラジルで過ごし、治安の悪い場所でした。
そこで母が、テントを張って魚をビーチで売ると言う厳しい生活の中、一生懸命マイケルを育てた。
母曰く、それは本当に厳しい生活でした・・・思い起こせば最初に稼いだお金はたったのUS3ドルほど・・・
でもマイケルは、誰もまだ居ない早朝に海に行きサーフィンをし続けた。
弟曰く、僕が朝起きるともう既にマイケルは居なかった。そう彼は誰も居ない早朝の海でサーフして居た・・・
そう願いを達成するために。
母は、常日頃から彼にしてはならないことを言い続けた。この夢を叶えたいのであれば、悪い道には決して行くな!パティーや飲酒は止めなさいと・・・自分の目指すことに全力で向き合えば必ず夢は叶うと・・・
当時は、コンテストへ行くことが厳しい状況で、いいスポンサーやいい道具が無かった。
そんな中、お母さんが頑張ってサーフボドを買ってくれて、エントリー代を工面してくれた。
そして、母はいつも信じてくれて、無いお金で沢山エントリーさせてくれた・・・彼女は叶わないなんて思わない唯一の一人でした。
彼が18才の時、サンパウロ・サンタカタリナなどのプロサーファーにとって広い入り口のある地へ全く無一文のバックパック一つでサザンブラジルへ・・・
一度だけ、母にここの海は冷たく帰りたいと泣きながら電話したらしい・・・
その時は母、あなたは勝者で戻ってきたいか、敗者で戻ってきたいか?・・と言った。
そして彼は言った。分かった母さん、も少し頑張ってみると・・・
そして私は3年間WQSで頑張った。
今まで自分が観てきたヒーロー達が目の前にいることが夢のようだったと語っていた。
そして最後の方で今現在、このシチュエーションにいる夢が叶った・・・まるでクレイジーな気分だ・・・と。
この彼の生い立ちを見る限り、如何にハングリーだったか。
環境がどうあれ夢に向かって、自分を信じて突き進めば、いつか願いは叶うことを証明していると思います。
日本で現在世界を目指しているコンペティターに、この映像を見て糧にしてほしいと願います。
Highlights ↓
先ほど、試合がスタートしました!!
LIVE : http://www.worldsurfleague.com/posts/327682/its-on-day-fourteen-of-the-corona-bali-protected