Road Trip 2,000kmの旅・第4話
前回の第3話・家城さんのお墓参りの後、富山を目指し4時間半のドライブ。
道中立ち寄ったパーキングから見下ろす日本海。少しガス掛かった景色は、もうすぐ冬が訪れる雰囲気でした。
そして湘南を出発してから4日目の正午を過ぎた頃、今回のロードトリップの最終目的地・富山に到着。
今回は、戸倉会長と長年の親交があったDOVEディーラーの老舗ショップBOUZのオーナー/故・三浦さんへご挨拶、お参りが目的。
富山に到着後、奥様の潤子さんが待つ、BOUZサーフショップへ向かった。
そして久々に再会し、元気な笑顔で迎えていただきました。
そして、三浦さんが眠る仏壇にお参りを・・・
三浦さんは、サーフ・スノーサーフ・サップ・アライアなど当時から注目されていたジャンルをいち早く富山で発信する先駆者でカリスマの存在でした。
かっこいいサーファーを育てるという意味がお店の名前にこめられていると、おっしゃられていた三浦さん。
2008年、店長の賢治くんと三浦さん。2008年@BOUZ : DOVE Blog /
又、店内にはリペアーやシェープ出来る工房が完備され、三浦さんは桐職人と言うもう一つの顔があり、当時話題となっていたアライアの桐ブランクス(レイウォーターマンフォーム社)を日本全国に販売されていました。職人技を醸し出す匠は素晴らしくカッコ良かった。
そしてここ富山には、日本海と思えない極上のリバーマウスが存在し、以前、戸倉さんとハワイ出身ライダーのカービーさんらと訪問した時、素晴らしい波に遭遇。BOUZメンバーの皆さんと極上波セッションをした思い出があります。又、三浦さんが呼んでくださった時に、北海道を通過した台風か低気圧か忘れましたが、そのバックスウェル!バックスウェルが入って来るから!と、何度も言っておられたんですが、その予想も的中し富山湾にその見事に入ってきた波に感動した事を覚えています。
その後、チーム員のヨネちゃんこと米田くんが撮影した写真がDOVEに度々送られてきていました。
Rider : “Kouchyousensei”Mr.Teramatsu / 冬はスキー学校でスノーボードスクール校長を務める”校長先生”こと寺松氏。
Rider : Da Boss Mr.Arisawa
Rider : Kenji Kimura / RayBack 今現在、漁師をしながら波乗りとスノーサーフを楽しむDOVEライダー・木村賢司くん。彼は、YUKI板やアライアマスターでもある多才の持ち主。
Rider : Masahiro Yoneda / Tube Riding With Go-Pro / 波が立つと暗いうちから海に入る程のサーフジャンキーで、海と雪山を息子と共に楽しんでいる。また、GO-Proにハマり数々のウォーターショットを残すスタイルマスター。
お店に訪問した際、店内の天井側の壁に飾られた数々のリバーマウスバレルの写真を見て、いつかあの波に乗りたいという思いに駆られた記憶が・・・左から、ヨネちゃんこと米田氏・校長先生こと寺松氏・故、三浦さん・奥様の潤子さん。@ BOUZ31周年 / Dec.2014 DOVE Blog
そしてお店を後にして、リーダー的存在の校長先生こと寺松さんへコンタクトを取りホテルへチェックイン。
夕食の約束まで少し時間があったので、ホテルでまったり・・・
温泉付きのホテルに感動!!
その後ベットに横たわっていたら爆睡してしまった私を、戸倉さんがパシャッ・・・笑
そして、潤子さん、寺松さん、米田くんと後から賢治くんが駆けつけ、夜の宴へ・・・
今宵もまたまた出てきました!!滅多にお目に掛かれない蟹に感激。
昔話から、最近スコアした波の話などいろんな会話で盛り上がりました。
余談ですが・・・日本で売っていない電子タバコを手にして、富山で初めてじゃないかと興奮気味におチャラけていた賢治くん。笑
そして夜も深まってきてお開きとなりホテルへ送迎していただきました。左から:米田くん・戸倉さん・寺松さん 楽しいひと時をありがとうございました。
そして翌日、富山を発つ前にBOUZサーフショップへご挨拶。
今回訪問した店内には、当時、三浦さんが愛用していたボードやウェット・写真などが飾られ、懐かしい想い出が蘇る・・・
お店のショーウィンドウに飾られていたお洒落なボード。ここBOUZには、カッコいい代物が並んでいます。
別れ際に記念撮影
今尚もロングボードで楽しまれている潤子さん、いつまでもお元気でいてください。
そして帰路へ・・・
湘南までの道のりで、飛騨高山の峠越え。
紅葉が始まっていました。ここは後、数週間で真っ白になるところです。
無事に終えたRoad Trip 2,000km の旅。
DOVE創業から43年の歴史の中、戸倉会長と親交の深かった今は亡き方々を思う気持ちはずっと変わらず、忘れることは有りません。
素晴らしい沢山の思い出を胸にしまい、これからも継承している皆さんとのお付き合いを大事に、サーフィンで出逢ったかけがえのない仲間といつかまた逢える日を楽しみに思い、これからもずっと続けて行きたいと思います。
最後に、行った先々でお会いした皆さん、素晴らしいおもてなしをありがとうございました。