先週頭に政府が自粛要請の発表があり、首都圏をはじめ緊迫したムードとなっています。
東京で開業しているある院長先生からのお話を伺いましたが、医療関連はかなり緊迫した状態が続いていると・・・
もし看護師や医師が一人感染したらそこに携わる看護師や医師ら数十名も検査や自宅療養を強いられ、今でさえ人が足らない状況に追い討ちをかけ病院が機能停止に陥る可能性があることを懸念されていました。
都心は特に人も多いですから外出を控え感染拡大を抑える協力をしていただきたいと言っておられました。
また、高齢化しているお年寄りが多い田舎では県外から訪問してくるサーファーに対して嫌悪感を抱いている話もあります。
このウイルスは発症しない例もあり、若しかしたら自分も感染しているかもしれないという意識で、飛沫感染を防ぐ為、なるべく外出を控えマスクを必ず着用し手洗い・うがいなどを徹底し感染予防をしていくしかないと思います。
特に病気を患われている方や高齢の方へは絶対に罹っては危ない原因不明のウイルスですから・・・
今後、海外の様にロックダウンせざるを得ない日が来るかもしれず、今まで経験したことのないこの悪夢を乗り超えて行かなければと思います。
そこで、各地にいるDOVEファミリーの方々に、地元の海&山事情が知りたくレポートを依頼してみました。
今日はその回答が来た方を順に紹介していきます。
先ずは、秋田でサーフショップを経営するATMOON の工藤氏からのレポート。
工藤さん:10日ほど早く開花した桜が、春の訪れの早さを物語っている秋田です。
厳冬期はしっかりした西高東低が決まらなかったため、例年楽しみにしているパワフルな北ウネリにありつけずでした…。暖冬の影響で雪も少なく、多くのゲレンデは早々のシーズンオフとなりました。
そのかわりと言えば変ですが、コロナウィルスが秋田にもやってきました!
関東圏に比べれば人口密度が低いとはいえ、マスク、手洗い、3密回避をしっかりコンプリートしています。
このコロナ騒ぎが早く収束し、全世界が元の平穏を取り戻すことを強く願っています!
工藤さんありがとうございました。
東北・仙台市でJAPSSサーフショップを経営する熊谷ファミリーの店長・ワタル君へ聞いてみました。
筆者:ワタル君、元気ですか?一連のウイルス問題で仙台の状況はどうですか?
ワタル君:自分は元気ですよー! 仙台も自粛モードです。
NSA宮城仙台支部からのインフォメーション。
今はみんなが辛い時期ですが、この状況を乗り越えてまた楽しくサーフィンできる日を願っています!!
ワタル君ありがとう。
次は茨城・大洗でウェッジサーフショップ経営・元プロサーファーの小野瀬氏に伺いました。
筆者:小野瀬さんご無沙汰しています。各地で自粛要請が出ていますが、そちらの海ではどうでしょうか?
小野瀬氏:大洗のこの週末のレポートです。
大洗町では週末を迎える前日の金曜日に5/10まで大洗町の町営の施設を休業し大洗町に来訪する皆さんに自粛と延期のお願いが発信されました。
自分たち大洗町で日常的にスクールを行ってるローカルのサーフショップ5店舗では町から来訪者へ自粛要請が出る以前より、大洗町には日常的に首都圏からのサーファーが訪れている事が感染拡大のリスクを高め住民の方々の不安が増大する事を懸念し、自主的に当面の間スクールとレンタルのクローズを発信しサーファーの皆さんにサーフィン自粛をお願いを呼びかけたくさんの方に情報を拡散して頂きました!
しかし週末前のサーフポイントを見ても日常と変わらずむしろ多いかも?という状況でしたので、週末は5店舗で2時間おきにサンビーチの駐車場で自粛お願いのビラを配る活動をしました!
土曜日は天気も良く、予想通りサーファーと潮干狩りのお客さんでいつも以上の賑わいでした!
他県ナンバーの車が目立って非常事態宣言が出ている県からの車も数多く来てました!
日曜日は朝から雨がパラパラして風も良くなかったのでサーファーは土曜日ほどではありませんでしたが潮干狩りのお客さんが目立っていました!
朝の時間が雨だったので駐車場の入り口で来る方にビラを渡して自粛のお願いをしていたのですが反応はそれぞれで中には「昨日ももらいましたよー」とか「サイトで見ました!」など全く他人事の方もいました!
また千葉や湘南から流れてきているのかな?と思われるようなサーファーも見られました!
全国的にこの週末のサーフポイントは自粛意識の無いサーファーで大変だったようですね!
人が集まるといって行政で駐車場を閉めれば今度は路駐の問題が懸念されもっと地域住民側は不安になるし、、みんながコロナの事を自分を守る事はもちろんなんだけど自分以外の人を守るために何が自分にできるかを考えて自粛行動してくれるのが早く結果と解決に繋がるのに、、、!
自分は大丈夫、自分は誰とも接触しないで来てるから、海は3密じゃないからなどのサーフィンするために自分を正当化する考えじゃなく、自分がサーフィンのために住んでる町から移動する事が移動した先にリスクと不安を増大させてしまうのだと認識を改めて欲しい!
大洗サーフポイントが大好きで大洗に通って来てくれてる人なら、今はその大好きな大洗町で生活している人たちを守って下さい!
小野瀬さん、貴重な情報をありがとうございました。
続いて、千葉・鴨川でGRACEサーフボードの代表プロサーファー・谷内 太郎氏のレポート。
筆者:タロウ君、この一連の問題で鴨川はどんな状況ですか?
谷内氏:週末県外からのサーファーが沢山訪れ鴨川は海と町も近く小さな町なので問題になってます。
(送られてきた資料)
タロウ君、ありがとうございました。
また、千葉エリアの他ポイントに隣接されている駐車場はクローズしており、自粛をお願いされています。
それでも路駐してサーフしている方がいるとの事で、地元民の方に迷惑をかける行為は絶対にやめましょう。
続いて、DOVEの本拠地・湘南は、鎌倉・七里ヶ浜の海に隣接する駐車場はクローズし、辻堂など他は閉鎖されていません。
各支部でも自粛事項をSNSなどで促していますが、相変わらず他府県のナンバーの車が訪れていると聞いています。
茅ヶ崎某所。波が無いのでサーファーはいませんが、釣り客は多かったです。
波があるところはサーファーも多数入っているそうです。
そのうち、神奈川県からの様々な要請があるかもしれません?!出た場合には必ず従ってください。
続いて、静岡は静波、TF サーフボード代表・元プロ・レジェンドサーファーの藤村さんへ伺いました。
藤村さん:静波方面は海、駐車場の自粛は無いです。 お店は先行き不安な感じです。
また、緊急事態宣言された地域からの静岡エリアへの 自粛要請は出ています!
藤村さん、ありがとうございます。
続いて、徳島・県南に位置するKAMUYNALU OCEANSIDE 代表・元プロサーファーの”マッチ”こと中山徳彦君のレポート。
中山プロ:徳島県南部情報、
3月の後半の週末にはサーファーだけではなく、沢山の他府県ナンバーが県南部に訪れていました。西に行くには必ず私のお店の国道を使います。
4月に入り、交通量が激減しており、私は良い方向だと思いました。
サーファーだけではなく、このエリアは釣りでも一級レベルのポイントがあり、サーファー以上に釣り人が訪れて時期でもあります。お遍路さんもほぼおりません。
徳島県南は非常に高齢者が多いエリアです。私自身にも高齢者からサーファーいっぱいきてる?と良く聞かれます。
又、都市との温度差があるのも事実ですが、かなりの住民が他府県ナンバーを気にしてます。
今日は車の交通量は平日以下でとても静かです。それでは又、近況をお知らせいたします。matchi
追記:TSA 徳島県サーフィン連盟 徳島県知事の要請に協力を呼びかけ。徳島県知事は、8日の会見では「不要不急」という表現を削除し、より踏み込んだ表現に変えて、出張など、仕事での往来などを含む幅広い行動の自粛を求めいる。
マッチ君、ありがとう!!
そして最後は九州・福岡糸島半島でMISSION サーフショップ経営の店長・DOVE AMライダーの古賀恵さんからのレポート。
古賀さん:こちら福岡では、毎日感染者が過去最多というニュースばかり見てる気がします。
先週末まではサーファーも多く、また、海沿いドライブも非常に多く見られ、カフェなどは混雑していました。
毎日GW並みの車の多さでした。 緊急事態宣言が出た後の今週末はドライブも激減し、波が微妙だったのもあるのかサーファーも少し減ってる感じでした。
でもやはりどこにも行くとこなく、運動もしたいという事でスクールのお問い合わせはかなり多くいただいてますが、自粛しております。
またみんな笑顔でいつもの生活に戻るためにも、今はとにかく我慢して乗り越えていかなきゃですね。
今のところは、上記の皆さんから情報をいただき紹介しました。
皆さんありがとうございました。
追ってまた、各地から情報が寄せられてきましたら報告したいと思います。
この事態は、周りに感染者がいないと安易な気持ちか意識が薄れている場合もあります。
かかってからでは手遅れになる恐れもある治癒不明のウイルスです。
増やさない!!を念頭に個々で考え行動をとるようにしましょう。