2018.03.30 | NORTH SHORE ノースショア
こんにちは、戸倉です^^
NORTHE SHOREノースショア(ワイメアベイ編)からの続き
ワイメアはサイズダウン。
ノースショアのパターンとして、west swell(日本からのスウェル)は、パドリングで乗れる波で言うと、まずはワイメアにヒット、その後サンセット→パイプライン、もっと下がって、エフカイビーチ→ププケア→ロッキーという順番で小さくなっていくんだ。
ウェイティング中だったボルコム・パイプ・プロが2016年1月29日スタート。
2010年から開催されているボルコム・パイプ・プロは、巨大で凄まじい姿を魅せる世界的有名なバレル・スポットであるパイプラインで開催されている。この大会は、比較的歴史が浅くまだ9回目の開催となるが、コンスタントに最高峰のバレルがあり、歴史上に残るヒートが見られるため、人気が非常に高いといえるのかもしれない。世界のトッププロサーファーであれば、このパイプラインでのサーフィンは、避けてはいけない場所なのだ。
面ツルのクリーンコンデション、時々来るセットは、サードリーフからセカンドリーフが崩れる、これが最大限のバンザイパイプライン。
ダブチームからは、脇田がエントリー出来ていたのだけれど、瞬はキャンセル待ちだった。しかし、コンテスト前の練習中、大原ヒロトくんが、怪我をし出場できなくなったためその枠に入れたのだった。
ケリースレーターの前でチューブライド!やるなぁ脇田!!
ワイメア編の動画をぜひ見て欲しい、シンペイと大野マーがゲッテングアウトの時、アウトに出れなかったケリーがボートのボトムをポンと叩いて帰って行く姿をたまたま撮ちゃってましたよ。笑
脇田が長年pipelineで、養ってきた成果がこれだ。
脇田は必ずやってくれると思っていた。
俺は、数十年前から脇田がノースショア、特にパイプラインに対しての情熱、それに向き合う姿勢をよく理解していた。例えば、毎朝、暗いうちからパイプラインで波のチェックをしながらヨガをし、どんな状況の波でも必ず脇田はラインナップに居る。その成果が今回充分に発揮出来たのだと思う。
完璧に整ったパイプにテイクオフ、周りにサーファーが入っていない綺麗なウォーターショトは、カメラマンの神尾君。コンテストならではの写真かなぁ。
瞬、最高にカッコ良かったなー 良くやったよ!!
エイトフィート位の凄いリスクある波にチァージして、思いっきりワイプアウトしたり、完璧なパイプラインのディープチューブをメイクなど、楽しませてくれたなぁ瞬は!
舜が、サーフィンをはじめた小さな頃からずーっと見続けてきた俺だが、パイプラインの大舞台での活躍を見て思わず駆け寄った。
日本人では、脇田と舜がラウンド4まで勝ち進み、見事日本人最高位になりとても嬉しく思う。
ノースショア、パイプラインを目の前に、日本を代表するパイプライナー2人との貴重な時間でもあった。
決勝は、1番ケリー・スレーター、2番ジェイミー・オブライエン、3番マカイ・マクナマラ、4番ブルース・アイアン、今シーズン最高のバンザイパイプラインで、3人のノースショアのスペシャリストを押さえて優勝したケリーお見事です。
3番のマカイ・マクナマラは、ノースショアでDOVEのプロテクタースーツをテストしているライダーである。
DOVEのプロテクターを着てワイメアのBIG WAVE でテストするマカイ。
そう、ここはエフカイビーチ パークの左端。今では、空き地になっているこの場所に立つと数々の思い出で胸がいっぱいになる。82年から89年までの8年間、冬のあいだここで毎年過ごしていた元ダブハウスがあった場所である。
毎年パイプラインマスターが始まると、ハワイアン達も集まり、真剣な眼差しでコンテストを見守る。と同時にビッグなパーティーもスタートする。
昔、パイプラインはコダックリーフと呼ばれていた。フィルム時代だったあの頃、コダックがメインであったため、そう呼ばれていた。また、今はすっかり見なくなったセンチュリーの細長い大砲みたいな望遠レンズが主流でビーチに並んでいた光景が懐かしい。
しかし、世界の写真産業を牽引してきたコダックが、2012年1月、経営破綻している。時代の流れとともに歴史が変わっていく・・・
パイプライン ダブハウス最初のチームメンバー、久我孝男、中村大輔が登っている大きな木は、この後大型ハリケーン、イヴァのパワーで、根こそぎ流され、庭の景色が一変。あの木の上から見るパイプラインの景色、カエナポイントに沈む夕日を眺めてのビールは格別だった。
昼間の過激なノースショアの景色が変わり、まったりしたサンセットタイム。
ビックワイメアから始まり今シーズン最高のバンザイパイプラインの波を生で見る事ができ、その空気を体験でき、俺が今までノースショアでしてきた事が、走馬灯のように蘇り、無駄ではなかったと実感する毎日だった。
帰国する9日の前日、EDDIE WOULD GOのイエローアラートが発表され、後ろ髪引かれるなか、帰国。
今回、何よりも感動したのが、ノースショアでのDOVEチームの活躍と、今まで何度もテストを重ね、製作してきたプロテクタースーツをワイメアのビックウェーブに乗るライダー達が着てくれている姿をこの目でしっかり見る事ができたことだ。とても胸が熱くなった。
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