脇田ファミリー・ノースショアライフ/まえがき

内多泰隆

昨日、６年振りに行なわれた2016 Quiksilver in Memory of Eddie Aikau

２月中旬に一度招集され、期待虚しく行なわれなかったエディーアイカウコンテストだったが、

コンテストピリオドが迫る２５日（現地時間）にビックウェーブが押しよせ、遂に開催された。

会場となるワイメアベイには埋め尽くす程の相当な観客が集まり、また、インターネットでは

ライブ配信され世界中が見守る中、世界最高峰の舞台がセットアップされ行なわれた。

この試合に唯一日本人としてインビティされていた脇田貴之選手が出場。ワイプアウトを臆する事無

くチャージを繰り返し、６２ポイントの高得点を出すなどして見事１３位と言う結果を残しました。

又、ライブ中のコメンテイターの話の中に彼のノースショアにおける活躍を称え、パイプラインの

奥に付けられたワキタピークの事や、ここワイメアの事を熱く語っていたのが印象的でした。

そんな大波に挑む父の姿を奥様の小百合さん、息子の泰地君、娘の紗良ちゃんの脇田親子が見守る

中、一年の半分以上をここノースショアで共に過ごし、あの波の恐ろしさを理解しているので、

応援する側もかなり緊張していたのではないだろうか。

以前ハワイ滞在中だった戸倉会長の言葉で、脇田は怪物だ！！と言っていましたが、まさしく日本

が誇るそして、世界が認めるビッグウェーブサーファーとして更に証明されたのは言うまでもなく

又、DOVEは去年創設４０周年を迎え、節目の記念すべき年に新たな歴史が刻まれました。

今回、脇田親子のノースショアでチャージする姿を、フォトグラファーの木本直哉氏が撮影した

何千枚もの数の記録ショットが送られて来たので、”脇田ファミリー・ノースショアライフ”

と題して数回に渡って皆様にお届けしたいと思います。

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Photo : Takayuki Wakita / Photo by Naoya Kimoto

内多泰隆 代表取締役 DOVEに入社し25年。デザイン、企画、パターンから仕上げまで全ての作業に携わり2023年7月に代表取締役に就任。波が有ればテストもかね地元湘南でサーフィンを楽しむ。