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岡崎友子|M2Oへの挑戦

お元気ですか?

私は1年間このためにとトレーニングしていたフォイルレース月間が無事、全てのレースを終了して少し落ち着きました。

レースの中でもM2Oと呼ばれるモロカイからオアフまでの60キロのレースは最も過酷で、今年はその中でも今までにないくらいハードだったそうで、90人の選手のうち30名ほどがリタイアというとんでもない事態になりましたが、私は一番ビリくらいでフィニッシュしたにもかかわらず、レースに優勝したかのようにみんなに讃えられ、祝福してもらいました。

普段100人以上選手がいるレースでもビリから何番目かくらいにいるのが普通なので、30人、それもトップクラスの選手がフィニッシュできなかったのになぜ友子が、とみんなびっくりしたのだと思います。

私もなぜだかわかりませんが、多分、最初から長時間勝負と覚悟していたこと、パニックしなかったこと、何が何でも全コース漕いでもフィニッシュしてやると決心していたので、途中で辞めるということは頭によぎらなかったからだと思います。

これも全てアンドレアのおかげです。

まず私は、これに出るつもりでトレーニングすれば上手くなれるけど、実際出るのはちょっと無理だろうと思ってたのですが、最後のギリギリになって絶対出た方がいいと彼女が説得し、ギリギリになって準備も色々手伝ってくれて、出ることになったということ、そして直前でもうへこたれまくるトレーニングや海での模擬練などに連れて行ってくれて、もうこんなんじゃ絶対ダメだと落ち込んだのですが、それこそが必要なトレーニングだったことが、実際にレースに出てよくわかりました。

Do hard thingsと彼女はよく言うのですが、もうダメだと思うくらいハードなことを経験しておけば、同じような状況になった時、落ち着いて対処できるし、自分は持ち堪えられると自信を持てるからだそうです。

もう本当、絶体絶命と練習の時は思って、こんなに疲れ切って精神的にもヘトヘトになったのは30年前のアラスカの山に初めて行った時以来だと思ったくらいです。

でもおかげで、本番、本当にみんながパニクってる時、あの時の練習に比べたらこっちの方が楽だって思えて、笑っちゃいました。

そしてデイブが直前にくれた数多くのアドバイスが書かれた手紙。

これも、全てのアドバイスがこのためなのかって感じられるシチュエーションがあり、さすがデイブもこういう気持ちになったことがあったんだな、とか、こういう経験をしてきたからあのアドバイスをくれたんだなと、遥か遠くに見えるダイアモンドヘッドに向かって漕ぎながら笑ってしまいました。

耐久レースのようで体力も使いますが、何よりメンタル、下手したらスピリチュアルな経験でした。

最後、必死でフィニッシュに向かってると、先にゴールしたアンドレアを乗せた船がUターンしてきて、彼女の船に乗っていた仲間と私のボードに乗ってたガールフレンドと、みんなで絶叫をあげて私を応援してくれ、フィニッシュした後は、私よりも泣いてるアンドレアが私のボードに乗り込んで抱きしめてくれました。

この大会は私のレベルでは無理じゃないかとずっと不安でしたが、死ぬわけでもない、何が怖いのかって、完走できないことが怖い、できなかった時、周りになんて言われるかが怖い、そんなみみっちい怖さのためにこの経験をしてなかったかもしれないと思うと、本当にアンドレアが説得してくれてよかった、経験できてよかったと、心から感謝の気持ちでいっぱいです。

アンドレアは早速、救命救急士の仕事に戻り、先週末は6人カヌーチームの練習のためにオアフに行ってました(10月、タヒチで世界選手権があり、そのための練習だそうです)。

もしかして、もしかすると10月に日本に用事で来るかもしれません。もしそうなったらDOVEにお礼の挨拶に行けるかなーと言ってました。

そうそう、トモもがんばってます。

45歳から50歳の年齢別では結構な人数出てたはずですが、完走したのはトモだけでした。

ちなみに私のクラス、60歳以上はメンズが4人くらいいたみたいですが、私一人完走。アンドレアも40代女子ひとり。

45歳以上では私、アンドレア、トモの他に、もう一人だけしか完走できなかったそうです。

なぜ私のレベルで完走できたのか私にもわかりませんが、少なくとも私だけの力でできたとは思えません。

神様なのか、海のMANAなのか、なんだかわからないけど、全てが私の味方についてくれてた気がするし、もしかしたら友子はフィニッシュできないとまた来年も出てきそうだから完走させないと、って思ったのかもしれません。

みんなに、こんなハードな時に一回だけ出るのは勿体ないから来年も出ないと、と言われてますが、それはまだ決めずに、また練習だけはレースに出るつもりで、また一年がんばっていこうと思ってます。

長くなりましたが、DOVE Downwind Foilメンバー、みんな全力出せましたー。

ではまた

ともこ

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