2020.07.06 | DOVEライダー ブログ
皆さん、こんにちは。ショーマです。
さて、私事ではございますが、2週間ほど前に去年4月のインドネシアぶりの脱臼をしてしまいました。久しぶりでしたが、やっぱり脱臼って痛いですね。しかも、同じ方ということで明らかに外れやすくなってしまっているようです。原因は、レイバックの際に水に入れた腕が想像以上に引っ張られて外れてしまいました。波のサイズは腰程度、、、サイズは関係ないようです。なんとか、泳いで岸に戻り近くにいた仲間に助けてもらい無事に病院ではめてもらいました。
バリのクラマスで脱臼後、父を通じて戸倉さんから脱臼率を低める手術を勧められた事を痛みに苦しむ最中に思い出しました。お医者さんから5週間は海に入らないようにと伝えられ、4週間後に学校が主催で行われる大切な試合があった僕には、脱臼により二度も大切なチャンスを逃したのかと言う気持ちでいっぱいでした。痛みや脱臼により負った悔しさは時間が経つと、どうしても忘れてしまいがちです。1回目の脱臼後の僕がそうでした。数週間ぶりにサーフィンをすると、嬉しさのあまり怪我のことなど簡単に忘れてしまいます。手術をすると長いと半年サーフィンが出来なくなってしまいます。数週間サーフィンしないだけでも不安になるのに半年後まともにテイクオフできるのかとか。それだけでなく、体の可動域が狭くなってしまわないかなど。様々な不安が飛び交います。
手術についてはあまり気乗りはしませんでした。でも、今思い返すと現状況でも、100%の状態でサーフィンできていたのかと考えるとそうでもありません。長い間、パドルをしていると脱臼癖のある右肩に軽い痛みを感じたり、波に揉まれて軽い亜脱臼を繰り返したりなど。それにより、大きい波にテイクオフするときにそんな微かな恐怖が襲いかかってくる時もありました。
そんな中、DOVEライダーの中にも脱臼に悩まされていた先輩が一人いました。松下諒太プロです。諒太プロは僕がインドネシアで肩を脱臼した時に、同じく試合前に会場で肩を脱臼していました。僕は脱臼後は試合を棄権(試合中にジェットスキーを使ってしまうと棄権になってしまいます)しましたが、諒太くんは試合に出ていました。相当痛かったと思います。でも、それに気づかないほど素晴らしいパフォーマンスを披露していました。プロってすごいなと改めて痛感しました。その後、諒太くんと会ってはいませんが、手術を行い、試合に復帰していました。インスタなどでサーフィンを拝見すると、攻めまくるサーフィンを魅せていました。長期間の脱サーフィンから生まれるサーフィンへの熱い気持ち、怪我を恐れない精神などが彼のサーフィンに映し出され、僕の背中を押してくれました。
怪我をした時、負担がかかるのは自分だけではなく、家族や友達、スポンサーとにかくたくさんの人たちに迷惑をかけることになります。脱臼するのはもう嫌だ。そう言った気持ちも蓄積し、今回の怪我もあり手術について本気で考えさせられている僕でした。ではまた〜。