巷で報道されている梅雨の被害・・・
皆さんのエリアは大丈夫でしょうか?
九州地方は避難勧告がなされ、被害がないことを祈るばかりです!!
そして、気象庁に寄ると沖縄地方は梅雨明け宣言が出されたようですね?!
さて、この梅雨もあと少しの我慢と言いたいところですが、今期はどうなることや?・・
でももう直ぐ軽装の季節の夏が到来するでしょう?!
そこで、先週末に行われた、MABOROYAL CUP のレポートをお伝えしましたが、この時に分からされた体験談を書きたいと思います。
by Matsuo
私は現在54歳、今年の12月で55歳になります。
DOVEとの出逢いは、17歳の伊勢で行われたNSA 全日本選手権で、偶然泊まった宿舎がDOVEチームの宿だったのです。
戸倉会長を始め、雑誌でしか見たことない有名選手の方々がズラリ!!添田博道さん蛸操さんを筆頭に久我孝男さん、糟谷修自さん、鈴木チロさんなど超豪華メンバーが勢揃いで夢のようなシチュエーションでした。
そこでジュニアクラスに出場し、添田さんにアドバイスしていただき見事ファイナル入り入賞してから長い年月の約38年、戸倉会長率いるDOVEにお世話になっています。
ちょっと前置きが長くなりましたが、本題へいきます。
先週末の日曜日は、雨風を伴った気象状況で、暑く感じたり風で冷やされ寒かったりと微妙な体感でした。
そして今回この大会に持参したウェットは、ロングジョン・ロングスリーブスプリング・そしてトランクスとロングスリーブジャケット。
私が出場したクラスはレジェンドプロクラスで、タイムスケジュールでは12時25分の予定。
現役プロ・ロングボーダーディビジョンのクラスが行われている最中、途中から南風が強まり雨も降ったりとジャンクコンディションに急変しました。
そこで、MCのマッスルさんから、プロ・スーパーレジェンドクラスはハードコンディションなのでスケジュール変更してプロレジェンドクラスを行いますとのコール!!
私は1ヒート目だったので、慌てて駐車場に戻りウェットはどれにしようか迷った挙句、冷えると体が強張るので少し暖かさを重要視してロングスリーブスプリングを持って会場へ戻りました。
そしてさぁ着替えようとしたら、あれっ?!昔着てたテクニカルスーツのロングスリーブスプリングではないか?!
そうこのモデルはテーピング工学(今現在は廃盤のウェットです)を取り入れた最初から小さめのウェットだったのですが、年数も経ち窮屈な感じでした。でも時間も無かったので、まぁイケるだろうと思い着替えて、ゼッケンと20kg近くあるビンテージボードの抽選で支持されたボードを掴みビーチへ・・・(とにかく重いのなんの)
Photo: Noriko Ito ノリちゃん写真ありがとうございました。
MC マッスルさんから各選手の紹介が終わり、いざ海へ・・・(応援観客が沢山いてかなり緊張しました)笑
ご覧の通りジャンクの沖へ行ったとしてもノーリーシュなので、板を流したらどうしようと?泳ぎを心配する中パドルアウト。
海に入る前はこのテクニカルウェットはタイトだがイケるかな?って思っていたが、いざ波を越えてパドルし始めると半端ないくらい息切れと重たい板を離すまいとしっかり持つが、スープに弾かれ縦回転したり、沖へ出る事は論外!!本当に息が荒れて死ぬかと思いながら必死にパドル。また、途中棄権しようかと心が折れる始末。
だが、レジェンドの皆さんはかなり年上の方が殆どで、このクラスの最年少はプロロング引退したての石塚晃くんと川渕直樹くんと私は下から3番目に若かったので、根性で手前のスープライディングで4本乗りました。なんせテイクオフ時も乳酸が溜まっているのか、全く身体がいう事を効かないほど悲鳴をあげながらやりました。
そして終了のコールで、ぶっ倒れる事なくビーチに生還しました。笑
いやぁ参りました的な顔の自分・・・Photo: Noriko Ito
そしてこの大会の2日後、ホームポイントで波乗りしました。
50過ぎると何故か筋肉痛が2日後に出て身体がバキバキでしたが、波もそこそこ有り楽しめそうだったのでその時は気温も高く海水温も高いと言う情報を受け、トランクスにロングスリーブジャケットを着て海へ・・・
大会の時のことがトラウマになり、ちゃんとパドルして乗れるかな?と思いながら、ゲティングアウト。
なんの問題も無く軽快にパドルが出来て、普通に波乗りを楽しめました。
この時使ったロングスリーブジャケット。これは戸倉会長から譲り受けたウェットで、通常の私のサイズより若干大きめなので、余裕がありパドルも全くもって楽で、快適にサーフ出来て良かったです。
そこで感じたのは、もちろん試合だったので緊張していたのと時間内に多くの波を掴むと言う動作のハードワーク。
だが、この歳になって体力も落ちサイズある波にトライする気力は有っても身体がついていかない現状。ましてやあの時感じたマジでぶっ倒れんじゃないかと思った事。
それらを踏まえ、過去の現役当時の気持ちは捨て、動き易い着心地の良いウェットは絶対必需品だと思いました。
古いテクニカルモデルは、もう封印しようと思います。
もちろん同年代の方で、まだバキバキの方もいらっしゃるとは思いますが、サーフィンは過酷なスポーツだと言う事を再認識して波に挑むべきだと思い今回こういった事を書きました。
物持ちのいい方もいらっしゃるとは思いますが、新しい伸縮率の高い素晴らしい素材の生地を使ったウェットは、楽しくサーフィンするには絶対必要だと言う事を伝えたかったのです。
もし古いウェットをお持ちの方は、新しいウェットを新調すれば安心してサーフ出来るんじゃないかな?っと思います。調子もいい筈です!!
60代・70歳を超えた先輩方もバキバキにサーフされているので、自分は未だ未だアマちゃんかと思いますが・・・
最後にオススメのモデルを紹介
このモデルは、名前の通りあのテーラーメードスーツを手掛ける世界的に有名な信國大志さんが、ウェットにそのテキスタイル理論を取入れたハイエンドモデルです。このモデルの良いところは、姿勢が良くなりパドルが楽にできると好評です!!
私と同じ思いをされたお心当たりのある方は、ぜひ!!