JPSA第4戦・オールジャパンプロ新島2日目の結果です。
本日は、メンズのラウンド4・5・クォーターファイナルまで、ウィメンズがラウンド2・クォーターファイナルまで、そして今年で4年目となる特別試合・シニアマスターのセミファイナルが行われました。
波は、残念ながら今回台風スウェルとはいかず胸前後・オンショアのジャンクなブレイクに選手は手こずり中々グッドスコアーが出せないコンディションでした。
まずはメンズ・ラウンド4の結果。
ヒート3に出場したDOVEライダーの村上蓮プロは、ここ新島で2連覇した兄・舜プロがWQSの試合に出場のため不在という事もあり、ここはひとつ兄の分も頑張って欲しい試合でした。前半リードし中盤にバックサイドでビッグスプレーを飛ばし次の技を決めればグッドスコアーが出せたが、痛恨のワイプアウト。後半、他選手がスコアーを伸ばしてきて4位にダウンしてしまい、終了間際に蓮選手がテイクオフするが、優先権を持った田中樹選手がインでブロックされインターフェアとなり、残念ながら敗退という結果になりました。優勝経験がある3名との戦いで、若手の勢いで勝ち進んで欲しかったですが、百戦錬磨の選手に軍配が上がった感じでした。
続いてヒート5・DOVEライダーの脇田泰地プロが出場。このヒートは4人共レフトハンダーの対戦でした。
波のコンディションが悪くグッドは出せない中、前半波数乗った脇田選手がロースコアでリード、そして4点台を出しあと一本を決めれば!と言う中、塚本プロがサイズある掘れた波にバックサイドで豪快にトップアクションを決め5点を出し、続いて辻選手もサイズ有る波に大きな技を決め4発の技を入れ6.50を出しトップに躍り出て、脇田選手は3位にダウン。中々サイズ有る掘れた波を掴めない中、残り3分で2発のキレのあるライディングを決めるが4.95とスコアが届かずニードスコアを縮め、諦めず手前の数本の波を小さいながらも掴むがワイプアウトをしてしまい終了のホーンが鳴った。悪い波でもキレの有るいいサーフィンをしていただけに残念です。
次はヒート7に出場した、絶好調の若手DOVEライダーの黒川楓海都プロ。
選手全員が2点台・3点台のロースコアの中、じっくり待って乗った松岡選手が3発のキレあるライディングで4点台を出し少しだけリード。またこのヒートは波数少なく少しでもいい波に技を決めれば逆転するシチュエーション。黒川選手がファーストターンを決め際どいインサイドセクションで決めたかに思えたがインコンプリートでスコアが逆転には届かず、もう一本はフィニッシュでコケてしまい4位のポジション。そして松岡選手が2発のバックサイドでのリップを決め5.50を出しトップ通過。そして終了のホーンが鳴った。黒川選手の一発はスプレーも上がり力強いライディングを披露していただけに悔やまれます。
続いてヒート8に出場した松下諒大プロの結果。
このヒートは大御所・大野修聖プロ、優勝経験のある善家プロ、そしてハワイ出身のかなり昔に日本で活躍していたグレン松本氏の息子・カイプロのヒート。試合開始直後に松下選手が4.90を出しもう一本はロースコアだが終始リード。そして大野選手が貫禄の力強い技で4点台を2本揃えトップに躍り出て松下選手が2位で時間が過ぎていった。そして残り5分となって松下選手が3.95を出しトップに返り咲き時間が過ぎていく中、残り1分で松本カイ選手がエアーリバースを決め終了のホーンが鳴った。そしてコールは5.75が出て一気にトップへ。その結果、松下選手が2位でラウンドアップ、大野選手はなんと敗退する結果となりました。
続いてウィメンズディビジョン
ラウンド2・ヒート1に出場した脇田紗良プロ。
最近の若手女子プロはWQSやプロジュニアに出場しかなりレベルアップし、見応えのある試合展開が繰り広げられる中、脇田紗良選手もその一人で1発目から大きなリップで3点台を出し出足好調に3本目に2発のリップを決め5.50のスコアーで終始リード。残り3分では紗良選手が綺麗なカービングを2発入れ、最後のフィニッシュではキレたフィンアウト気味のリップを決め見事6.60を出し独走でトップ通過しました。
続いてヒート2に出場した高橋みなとプロ。
各選手は2点・3点台のスコアを出す中、川合美乃里選手が4.50を出し終始リード。高橋選手は3点台があるがもう一本が1点台で3位につけ残り後半戦に突入。残り7分で川瀬選手が4.15を出し、北沢選手も僅差で3位に出て高橋選手が4位にダウンするが、高橋選手がシード選手の意地を見せ3.40を出し最後にいいライディングを見せるが同じ3.40と届かず無念の敗退となってしまった。
そしてメンズのラウンド5がスタート。
ヒート2にクレジットされる松下諒大選手のこのヒートには2名のグランドチャンピオンが絡むヒート。
このラウンドからは見せ場を作る選手が揃いコンディションが良くないのでグッドスコアーを出し辛い中、各選手は5点台・6点台を叩き出し、松下選手はワイプアウトが目立った感じでした。ガンガン波を掴んで乗っていく辻選手が終始リードする中、佐藤選手が5点台を2本決め大沢選手はあと一本を出せば逆転になるシチュエーションで時間が過ぎていった。結果、辻選手と佐藤選手がラウンドアップした。松下選手は、深いボトムターンからのトップアクションにキレがあり、このラウンドの前までは落ち着いて試合運びが出来ていただけに惜しまれます。
そしてウィメンズで勝ち上がっている脇田紗良選手のヒート。
クォーターファイナル・ヒート1で、ここでも川合選手がいきなり5点台を出しセカンドスコアーで4点を出し独走態勢。他3名は手こずる波に点を伸ばす波を掴めず時間が過ぎていった。2位以下の選手は、2点台と最高で野呂選手の3点ジャストのスコアーと誰が2位で勝っても可笑しく無い状況。そして終了までいい波は来なく、紗良選手はいつもの際どい技を出すことなく4位で敗退してしまいました。残念です!!
ここでDOVEライダー選手全員が姿を消す残念な結果となりました。
と言いたいところですが、まだまだDOVEライダーが残っていました!!すみません!!
そう今年で4年目を迎える現役を退いたプロの試合シニアマスタークラスが行われ、シニアクラスのみのセミファイナル2ヒートが今日の最終ヒートとして行われました。
まずヒート1に出場した、沖縄出身のDOVEライダー・比嘉力夫プロがクレジット。
なんと現役で出場している小川直久プロも出場しており、さすがここではトップでリード。2位以下は1点台・2点台で四苦八苦する中、後半に掛け今村選手が3.65を出し2位に浮上。そして力夫プロが3点台を出しニードポイントを縮め、残り少ない時間で3.20をスコアし優勝経験のある今村選手を押し退け2位でファイナル進出を決めました!!グッドジョブ!リキちゃん!!明日も頑張ってください。
続くヒート2には、千葉出身のDOVEライダー・初代チャンピオンの関谷利博プロと東京出身・千葉在住の徳田昌久プロが出場。
徳田選手がスタート早々キレのあるライディングで4.25を出し関谷選手も3.25を出し出足好調でしたが、浦山選手が3点台を2本決めトップでリード。その後各選手は、なかなか点を伸ばすことができず時間が過ぎていった。そして、後半に徳田選手が3.30を出しトップでファイナル進出を決めました。2位は浦山選手。惜しくも関谷選手は3位で敗退してしまいました。残念!!徳田選手、明日のファイナル頑張ってください!!
今日の各ディビジョンの結果
メンズ
ウィメンズ
シニアマスター
明日はいよいよファイナルデイ。楽しみです!!