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2018.11.13 | GALLERY

DOVE BLOG

Road Trip 2,000kmの旅・第3話 / 京都府・京丹後市

Road Trip 2,000kmの旅・第3話

日本海は西エリアの島根県浜田市を後にして向かった先は、京都府の日本海に面する京丹後市。

ここ京丹後・久美浜エリアに位置する浜詰海岸のレジェンドローカルサーファー家城さんが3年前の10月終わりに天国へと旅立った。ちょうど60歳の還暦を迎えた年でもあった。Photo: Go-Naminori /Kirby Fukunaga

その家城さんが眠るお墓へお参りに行くことが今回の目的。

家城さんは戸倉会長と親交が深く、70年代後半にこの丹後へ取材で訪れた添田博道さんとフーこと渡辺文好さん、そしてカメラマンの畠山さんらと、初めてこの地で出会ったそうです。

また、若かりしき頃のコンペティター時代は、神戸にあるDOVEのディーラーJAMMINGサーフショップのライダーを務め丹後ローカルとして頑張っていました。その後、西日本で開催される(特に日本海や四国)色んなサーフィンコンテストなどジャッジのお手伝いをされていて、私たちもそこに行けば必ずと言っていい程、笑顔の家城さんが居た。そう家城さんの怒った顔や険しい顔の記憶が全く無く笑顔の印象しかない・・・

道中、そのことを話していたが、戸倉さん曰く、彼はジャッジで疲れているにも拘わらず、夕暮れの少しの時間でも必ずサーフィンしていたんだよ!サーフィンが大好きだったんだなぁ〜って話してくれました。まさに尊敬に値するリアルサーファーですね!!

そして当時は、大正時代から続く家城農園を4代目として継ぎ、葡萄と梨を栽培されていました。農園で採れたジューシーなフルーツを毎年送ってくださった想い出も・・・Photo: Go-Naminori /Kirby Fukunaga

そして何よりも感慨深い今でも想うと涙が溢れそうになるエピソードをこれからお話しします。

四国で4月の春に行われる毎年恒例のTSSCコンテストにみんな集まっていました。其の亡くなられた年の事ですが、TSSCのコンテスト後、丹後に戻り体調不良で病院へ検査に行くと、かなり進行していた癌が発覚。短い余命を宣告をされました。

丁度、ダブが40周年を迎えた年でした。

そして、闘病生活を強いられる中、最後の願いとして家城さんは大好きだったハワイへこの年の夏、奥様と一人娘のミナミちゃんと一緒に家族旅行に行きました。

そこで、DOVEライダーのカービー福永プロとも親交が深かったので、ガイドを依頼しハワイを満喫したそうです。

Photo: Kirby’s Blog

そして、10月に行われるダブ40周年記念パーティーに出席する時に着る為のアロハシャツをあるお店で目にしたが、果たしてそれまで生きていられるか迷いに迷って2日ほど悩んだそうです。だが、絶対に行くんだと心に誓いそのアロハシャツを購入したそうです。

その時のカービーさんのブログ:https://go-naminori.com/kirby/?p=45112

そして病院に戻ってからも末期の病魔と闘っていた家城さんでしたが、主治医にどうしてもDOVE40周年パーティーには参加したいという熱意を相談。立つのもやっとな状況の中、薬を投与し、パーティーに参加されました。

40周年パーティーで戸倉会長が大事な仲間を紹介すると言って壇上に招いた時の写真。左からハワイから駆けつけたニック野崎親子・そして、その横にいる奥様(マサミさん)娘(ミナミちゃん)そしてハワイで買ったアロハシャツを着る家城さん・カービー福永・ガンティー親子・戸倉会長。

まだまだ家城さんとのエピソードは沢山ありますが、こんなに素晴らしいサーファーだった尊敬する家城さんを、私たちは絶対に忘れず、いつも心の奥に一緒にいます。

そして、ここからが今回のお話。

浜田から約5時間のドライブで、家城さんが眠る浜詰へ到着。

冒頭でもお話しした、戸倉さんらが70年代後半に訪れた時に出逢ったローカルサーファーの、家城さんを始めここのレジェンドサーファーであるロクさんこと今井氏へコンタクトを取り、夕日の浜詰海岸のビーチフロントハウスで再会。夕日ヶ浦温泉郷の温泉街が目の前の浜詰海岸。

そして宿泊先である旅館・茜海へ・・・

実は翌日の夕方が蟹料理の解禁日で、まさか今夜食べれるとは思っていなかったが、流石!ローカルの力!出てきました。

そして次から次へと煮付け・唐揚げ・刺身と魚料理がたくさん出て来て、更には但馬牛の極上肉まで出てきて食べきれない程ガッツリと戴きました!!

ロクさんと現在、舞鶴に住む家城さんの直後輩の今西くんが仕事先の現場福知山から駆けつけ、旅館のオーナーである宿院さんも一緒に宴を楽しみました。

左から、ロクさんこと今井氏・戸倉さん・松尾・今西くん

70年後半に訪れた昔話や近くに存在するあの波伝説・木本氏のブログで紹介されたボックスポイントの話などで盛り上がりました。

そして、満腹なお腹とほろ酔いで就寝につきました。

翌朝、歩いてすぐの浜詰海岸へ散歩。どんよりとした海で小さなウネリと静かでした。

今回お世話になった茜海(あかねみ)の宿院さん。バリバリのサーファーです。宿院さん、素晴らしいおもてなしを有難うございました。

只今、蟹料理解禁で大賑わいの日本海。サーフィンがてらに是非茜海へ宿泊してみては?!

外にはシャワーも完備されており、波乗り後に浴びれる素晴らしい旅館です。

茜海:http://yado.mob5.jp/plan/?YadoNo=203

そして、今回の目的である家城さんの墓参りへ・・・善福寺

そして墓地を歩いていくと家城家の立派なお墓に感動。

家城さんの戒名には波と海の字が入っており更に感動しました。家城さん安らかに・・・

今回、奥様のマサミさんは大阪の実家に、娘のミナミちゃんも神戸に住んでいる為にお会いすることが出来ず残念でした。

最後に、ロクさん、素晴らしいおもてなしを有難うございました。来年はぜひ大会をお願いします。必ず行きますので!!

また、家城さんが眠るお墓の詳細などを教えてくれた今西くんに感謝。ありがとう!!

お参りを後に、次は三浦さんが眠る富山へ・・・

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