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2019.08.15 | GALLERY/WAVE INFO

DOVE BLOG

今季初のビッグサーフ@カレンズポイント・セッション / レポート by 中迫謙吾

お盆休みの最中、台風10号が九州と四国・近畿エリアに襲い掛かっています。

直撃を喰らうエリアの皆様に被害がないことを切に願います。

そして、DOVEの本拠地・湘南も南風が強まりグシャグシャのジャンクとなっており、時折入るセットは遥か沖からブレイクする危険な状態です。

お盆と言うことで、危険な海には呉々も入らない様にしてください。

さて本題です。

宮崎出身のDOVEプロライダーの中迫謙吾くんより、カレンズポイントが炸裂しサーフ・セッションしたレポートが送られてきたので紹介します!!

今季初のビッグサーフ@カレンズポイント・セッション / レポート by 中迫謙吾

僕の住む宮崎を通過し四国へと上陸する超大型でかなり速度の遅い台風10号。

台風直撃が多い宮崎で育った僕は、幼い頃より台風の怖さを見て育った。

家が吹き飛ぶ様な強風で、車庫にある車の中に家族全員で避難して一夜を過ごした事もあった。

お盆シーズンというのは出来る事なら海に入りたくないのが本音。

祖父母の年代の人から『お盆に水に入るな』と散々聞かされ、自分の辛い経験からもそう思う。

でもサーフィンスクールやサーフィンガイドという仕事の都合上この時期はどうしても海へ入る事になるので、かなり神経をとがらせて安全に気をつけている。

どうか日本全国で、この台風による被害が出ない事を祈ってます。

今回、そんなお盆にカレンズポイントへ台風10号のウネリが届き、今年一発目のセッションがスタートした。

午前中の朝方ポイントへ到着。

いつものカレンズメンバーと連絡を取り合い、自分の目で見て状況を確認する。Photo: “ケンゴリア”中迫謙吾&カレンズメンバー

台風のコースのせいか、波数はさほど多くはないがまあまあの大きさ。Photo: Curren’s Point

潮が少な過ぎる事と、更に引いてくるため午後へと期待し、カレンズメンバーと別のビッグウェーブポイントへ移動。

陸からはかなり小さく見えたが、セットは8フィートオーバーあり、インサイドに潜む予測不能な岩の数々が恐怖心をあおる。

数本乗り今回初めて使うボードのフィーリングを確かめる。

そしていよいよカレンズポイントへ。

いつものメンバーが揃い、それぞれのタイミングで挑んで行く。先発で僕と、日向からカレンズへ来る窪田聡プロ、和歌山から毎年カレンズを狙いに来る角いさむ、宮崎の若手No1藤田ひゅうせい、この4人で入る。

特別大きいサイズではないが、お盆という時期、そして今年一発目という事でかなり緊張していた。

たまに来るセットはかなりの威圧感があり、他にはないこのポイント独特の雰囲気が『今年もスタートしたな』と思わせる。

セット間の長さ、ピークのズレ、スケールの大きさ、なかなか狙っている波の良いポジションが定まらないなか、ひゅうせいといさむがタイミングを合わせセットの波を数本リズムよく乗って行く。

僕はなかなかタイミングが合わないが、焦らない力まないと言い聞かせてタイミングのズレを修正して行く。

そのお陰かかなりブレイクの良い波をキャッチ。バレルも狙えただろう良い波だったけど十分満足出来る波だった。

この日は数本キャッチ出来、無事セッションを終了した。

ちょうどその頃、後発メンバーもセッションに加わり皆んなそれぞれの想いでセッションを終えたと思う。

この日、誰よりも良い波にリズムよく乗っていたのは和歌山から来た角いさむだった。Isamu Sumi

いさむとは、彼が小学生の頃から一緒にサーフィンして来たが本当に素晴らしい成長をしていると思う。

和歌山のリーフブレイクと、父親から受け継いだサーフィンに対する想いが彼を成長させていると思う。

陸で一緒に見ている時にリーシュの切れたボードが流されて来た時も、誰に言われる事もなく真っ先にボードを泳いで取りに行く姿は、本当に素晴らしかった。

あの若さであの行動が取れるサーファーが果たして何人いるのだろうか?そんな信頼出来るサーファーになりたいし、そんな信頼出来るサーファーとビッグウェーブへ挑みたい。

この時の映像 ↓

この日一緒に挑んだ皆さん、次のセッション楽しみにしてます。

中迫プロ、貴重なレポートをありがとうございました。Keep ride for big wave !!

ちょうど今、直撃を喰らっているのではないでしょうか?!何事も無いことを願っています。

 

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