2020.05.17 | DOVEライダー ブログ
皆さん、いかがお過ごしですか?!
この一連のウィルス問題に寄り、各地方では自粛解除がなされましたが、DOVEの本拠地・関東近県はまだ解除されない辛い毎日が続きます。
皆さんは、ステイホームと言うことで断捨離ならぬ色んな物の整理なんかで、最近よくSNS上で見かける懐かしい過去の写真や本、また、映像をアップされていますね。
そこで自分も今まで色々な思い出を掘り起こしました。
今日はその中のひとつ、まさにドリームセッションと言えるトリップです。
1994年にDOVE 総帥・戸倉さんがライダーを引き連れ、日本人初のボートトリップ航海に出てから船上生活をしながらのウェーブハントが始まり、毎年のようにセンセーショナルな旅を行なってきました。
船に揺られ、時には荒れ狂う大海原を航海し、まるで夢のような波だけを追い求める究極のボートトリップ!!
インドネシア諸島を始めフィージーやサモアなど、当時はサーフマガジンで紹介され多くの日本人が行き始めたきっかけとなりました。
私は1994年の初旅に同行させていただきました。
当時のサーフィンワールドの広告 今も変わらないフレーズ・オールウェイズサーチングフォアパラダイス。
当時のクルーメンバー
メンバー左手前から、南さん、ミー、カメラマンのヨシロウさん、カービー、船長、右後ろからガンティー、戸倉さん、小野瀬さん、中さん。
そして次は2001年に念願のメンタワイ諸島へと連れて行って貰いました。
Team DOVE & TSSC / Mentawai Boat Trip. 2001
当時は、ポイントを巡っていると着いたポイントに先客のクルー達が入っていれば、そこは譲って違うポイントへ移動し、人も少ないところで貸し切りの時も多々あり、まさにドリームセッションを仲間だけで楽しみました。
またラッキーな事に初日は程よい頭オーバーの波から始まり、日に日にサイズアップしマックス10フィートクラスの強烈なブレイクを目の当たりにし、ここメンタワイの凄さと素晴らしさを垣間見た!!
その時のMovie : Team DOVE&TSSC Mentawai Bort Trip 2001/ メンタワイ・ボートトリップ
そして、この旅が大のお気に入りとなった戸倉さんは、他のDOVEメンバーやプロサーファーを引き連れ毎年のように航海し続けました。
そして時が経ち2009年にまた再び連れてって頂き、その年はなんと戸倉さんの60歳の還暦祝いボートトリップでした。
その時撮った貴重な Best Memory ShotTokura’s 60th Anniversary Mentawai Boat Trip 2009.
メンバーも豪華!! 戸倉Boss、堀口さん、砂川さん、戸田ちゃん&貴美夫妻、古矢サン、高津佐くん、カービー、沼ちゃん、ズッチョくん、勇人くん、カメラマン佐原くんのメンバー。
今は廃船となった戸倉さん大のお気に入りサンスーチ号
この旅もまさにドリームセッションと言える足慣らしの様な波から次第にサイズアップし、8フィートカインドの極上パーフェクトチューブやパーフェクトファンウェーブを滞在の10日間ミッチリ満喫。
日の出と共に起床し波のリサーチから始まり良い波をサーフしてシャワーを浴びたらクルーが作る美味しいご飯を食べデッキでくつろぎ、またサーフそしてサーフ・サーフ。
中でもウォーターマンのカービー&勇人くんがフリーダイブで魚を突いてくる、まさに自給自足の様なシチュエーションを見せてくれました。
Sawara & Kirby
魚をゲットしてその場で捌き、少し冷蔵庫で冷やし夕食のおつまみへ・・・
てんこ盛りの刺身は本当に旨かった!!
また、夕暮れ時は甲板で、刺身をつまみビンタンやワインを飲みながら、いやぁ〜今日もいい波だったねぇ〜と話しながら1日の疲れを癒す時間も最高だった!!
自然が醸し出す色はアメージング
そしてミラクルなことが再び起きた!!
なんと戸倉さんの誕生日の日に、カービーと勇人が海のど真ん中を航海中、ナビで岩礁を探しアンカーを下ろしてフリーダイブでビッグフィッシュを仕留めると言うビッグバースデイプレゼント!!
その時のダイブして仕留めるシーン(動画)をご覧ください ↓
Kirby & Hayato
実は2001年のトリップ(動画の最後のシーンで見れます)でも10日間の船旅だったが、余りにも良い波を毎日満喫したので、1日早めに帰港しパダンと言う街でビッグパーティーをしようと言って帰る際にトローリングにヒット。背丈ほどのカジキマグロが釣れたのでした。
きっとそう簡単には巡り合える事ではないので、戸倉さんは持っているなぁ〜と勝手に思った!!笑
戸倉さんがずっと可愛がっていたこの船のクルー、いつも笑顔の絶えないニアス出身のティム。彼は沢山のサーフショットを撮ってくれた。
また、一番最初に行った時の船はパラパと言って違う船だったが、このサンスーチ号と出くわした時に戸倉さんがサーフボードをプレゼントしたいと言って、僕の板を提供し、その際に名刺を渡したらしく(忘れてました)、その名刺を大事に持っていた事にもビックリした。
ここから皆んながチャージした数々のショット
Boss.Tokura / Photo:Tim
Mr.Horiguchi / Photo: Tim
Haru san / Photo: Kenji Sahara
Mr.Furuya / Photo: Kirby
Mr. Kotsusa / Photo: Tim
Palm tree まるで絵画の様な日本とは違った景色。
Kenji Sahara. Photographer / Photo: Kirby
Numa chang / Photo:Tim
Zucho Kouno / Photo: Tim
Kirby / Photo: Tim
Hayato / Photo: Tim
Hayato / Photo: kirby
Mr.Toda chang / Photo: Tim
Mr.Toda chang / Photo: Tim
Mrs. Takami Toda / Photo: Kirby
Takami & Toda chang / Photo: Tim
Photo: Tim
帰国後、DOVE広告に使われた思い出のショット。Photo: Kenji Sahara カメラマンは佐原健司くんで、お店の壁に飾っている。
この時から今に至り全くご縁の無いメンタワイ諸島。
色んな話や情報を聞くが、今では島々のランドにコテージが建ちボート客など合わせて人が多すぎてポイントパニックになっているとか・・・
今は戸倉さんもメンタワイへは行かず、人の少ない島をリサーチしている。
実は3年前にスンバ・ボートトリップに行ったが、前年は人がいなかったらしく、またこのスンバ島のいい波が立つポイント前にもコテージが建ち人が多かった。
どんどん世界中から訪れ無人の波を見つけては虜になり、混雑していく。
しかし、まだまだ地球上のどこかにある筈だ。
最近聞いたことが無いが、戸倉さんは今もきっと情報を集めリサーチしている筈!!
人少ない無人のパラダイス波を求め・・・