台風一過の関東・湘南は本日サイズダウンしたものの、依然南風が吹き続き海はジャンク状態・・・
みなさん、今回のタイフーンスウェルは満喫されましたか?!
そして、これらの台風・グランドスウェルが炸裂するスポットは、毎年のレポートで度肝を抜かれるデカさとブレイクの凄まじさを物語るシーンをこのDOVEブログで度々紹介してきました。
そして今回も、南紀・和歌山出身のDOVEレジェンド・ライダーの堀口ゲンキさんから写真とレポートが送られて来たので紹介します。
8/12.13. Typhoon Swell @ Nanki・Wakayama / Report by Genki Horiguchi &
Photo by Chikako Horiguchi
8月12日、台風10号は地蔵ポイントから始まった。
Paddle out @Jizou point
ジゾウは、ポイントの出入り口が狭くてカレントが強い為、特に帰りが危険で難しい。
あまり誰も進んでやらないポイントだ。
今回はセットの合間が長くて、かなりやり易かった。
Sequence
が、しかしたまに来るセットはデカくて掘れていたので、ジィジィライダーには波が微笑まず課題が残るジゾウだった。
※この写真が送られてきた後に電話でお話しましたが、ハワイで言うとハルカはワイメアで、地蔵はサンセットみたいな感じやな!!ここは岩がゴツゴツ出とるしエントリーが狭いからチョット危険なんや・・・しやから誰も余りやりよらへんのや!ここの沖のセットのチューブをメイク出来たら最高やけどな?!しやけど潰されたら岩の方へ持って行かれてかなりヤバいけどな〜?!っと言われてました。(聞いている私は、次元が違う会話だな?・・と思いながら聞いていました!!笑)
さて、堀口氏のレポートに戻ります。
「8月13日」朝一は小さく割れているハルカだったが、AM7:00すぎには僕の乗りたい波が顔を出し始めた!!
小ぶりだが形が良くてチュービーな波である。
新島のマサルと二人でパドルアウト。
マサルは、この日の為に僕が作った9’6”のトライガンで初乗り。初おろしには丁度いいサイズのハルカだ。
僕は、9‘5”のツインガンで、今年2度目のハルカである。
前回の9日(https://dovewet.com/40821/)よりは少し小さいが形のいい波が割れていた。強い風が面を硬く噴き上げている。
そしてチャンネルをパドルアウト
Sequence
このシークエンスの左にはジェットスキーに乗る二人が・・・そう波伝説でおなじみ、世界中のクラシックウェーブをハントし続けるサーフィンフォトグラファー木本直哉氏が撮影していました。その時の記事はコチラから→ https://www.namidensetsu.com/news/naoya_kimoto/283563
堀口氏コメント:やっぱりハルカは神々しい!!
P.S. 二本共、ボードはかなり調子良くサーフボード屋としてはニコニコです!!強風で一日中パドルしっ放しでした!!
私たちが普段使う板とは全く別物と言っていい程の長〜いガンを駆使し、コンクリートの様な面の硬い、ましては強風で煽られ沖では白波が立つ程の面がガタつく大波に挑む氏の姿は、まさにリスペクトの念を表します。
着用ウェットは、クラシック・ティーバックジップ・ショートジョンの特注、ミドルレングス。堀口氏は「ミドルジョンと呼んでいます」
今年、65歳となる堀口氏。地元で海人の仕事もこなしサーフボードビルダーとして自然豊かな地でビッグウェーブをサーフし続けるリアルなサーファーです。いや真のウォーターマンだと思います。
堀口さん、奥様のチカコさん、貴重な記録をいつもありがとうございます。
今年、まだまだ続くであろう大波伝説!!
日本各地には、大波を心待ちにしているDOVE ライダー・サーフジャンキーの方々が存在し、これからも度胆を抜くシーンが観れると思いますので、次回のグランドスウェルまでの間ちょっと小休止。次回をお楽しみに!!