先ず最初に、宮崎は木崎浜海岸にて行われている ISA World Surfing Games も大詰めを迎え、現在勝ち上がっているメンバーはやはり WCTサーフリーグに君臨するサーファーに絞られてきました。
メインラウンドの最終まで勝ち残った選手は、キング・ケリーを始め、ワールドチャンピオンのガブリエル・メディーナ、そして同国のイタロ・フェレイラ、USAのコロヘ・アンディーノ、USA対ブラジル両国2名づつの4名。
本来の形式ではファイナルと言えるメインラウンドの第7ヒート。
このヒートで上位2名がファイナルへ進出し、3位と4位がリパーチャージへ回り、現在、かなりの数をこなしたリパーチャージを勝ち上がっている選手と戦い、上位2名が復活し残りの2名がファイナルへ進出します。
気になるリパーチャージに残っている選手は、波乗りジャパンチームの唯一勝ち上がった村上舜。インドネシア代表の日本人のお母さんとのハーフのワイダ・リオ。そしてポルトガル出身のCT選手・フェデリコ・モライアスの3名。
村上とワイダのどちらかが、アジアエリアのオリンピック代表枠に選ばれる大事な試合です!!
しかし二人とも勝ち上がれば、次のヒートに持ち越されます。Go SHUN !! Go JAPAN !!
もう一つのヒートもQSで活躍する選手にCT戦で半端じゃないアクロバット的なサーフィンで最も人気の高いフィリペ・トレードとの対戦です!!
本日の波は雨風が強まりかなりジャンクでの試合で激戦が繰り広げられましたが、惜しくも五十嵐カノア、そして日本人同士で戦い村上舜が勝ち上がったヒートで、大原ヒロトが惜しくも敗退しました。非常に残念です!!
明日はいよいよファイナルデイ。宮崎の東海上で台風に近い感じで発達する気象状況で、大荒れとなる海のコンディションが予想されます。
最後に微笑むのは誰か?!注目の最終日です!!
LIVE: https://isasurf.org/wsg/2019/en/live/
さて本題です。
ここのところ台風ラッシュとは行きませんが、お盆前後から通過したタイフーンスウェルから現在に至るまでの某所でスコアしたショットを入手。
今回、波伝説でお馴染みのサーフィンフォトグラファーの木本直哉氏から送られて来た、四国・某リバーマウスのショットで、その中にDOVEソウルライダーでもある大阪出身・四国の波に魅せられ移住して長い年月が経つ、柿原隆氏を紹介します。
Takashi Kakihara. Drop take off to perfect break @River Mouth / Photo: Naoya Kimoto
彼は現在、52歳。
若い時代は、輝かしいコンペティター歴を持ちプロテストを数回受けるが後一歩及ばず断念。
それからはソウルサーファーとして、ビッウェーブが到来しエクセレントな波がブレイクするリーフや沢山のバリエーションに富んだ河口の波に果敢にチャージする柿原氏。
レフトハンダーの彼がレギュラーブレイクの絵に描いた様なチューブのグリーンルームへスタイリッシュにライディングする姿は、もっとも上手いバックハンダーと賞賛される。
Takashi Kakihara @Kaifu River. Namidensetsu Shikoku Day 10/12. 2015 / Photo: Naoya Kimoto
Photo from: 303 Surf Boards HP
毎日サーフィンができる環境を求めて辿り着いた四国で、日本サーフィン界のレジェンドサーファー・千葉公平氏主賓の303サーフボードのクラフトマンとして長年携わる。
Takashi Kakihara / Photo from : 303 Surf Boards HP
またその傍らMAKE FINと言うハンドメイドフィンのブランドを同クラフトマンの鴻野 吉次氏と制作。Cut Laminate / Photo: http://www.303surf.com/factory/
クロスと樹脂で一枚一枚重ねた積層板から始まり、テンプレートを引きカットした後、サンダーで何度も削り出して出来た匠のフィンは美しく、本物のサーファーが絶賛する素晴らしいグラスフィンです。
シンプルなロゴがお洒落な SingleFin. / Photo: http://www.303surf.com/makefin/
そして今回送られて来たショット。
Takashi Kakihara / All Photo: Naoya Kimoto
四国には沢山の絵に描いたようなブレイクのリバーマウスが豊富です!!
河口の地形が決まると海部以外の高知エリアにも車を走らせウェーブハントする彼のスピリッツは健在!!
これからもずっと、グリーンルームに包まれメイクする姿を見れる筈です。
今回、快く柿原氏の写真を流用させて頂いた千葉公平さんありがとうございました。