2022.02.13 | DOVEライダー ブログ
やってみようぜ!
とまだ見ぬ波に二人きりでチャレンジしてから十数年。今だにその波の限界を探究中の Kengo nakasako
2008年ポイント開拓 : 中迫謙吾 https://kengosurf.exblog.jp/8078421/
情報が溢れかえり、もう未開拓のサーフポイントを探す方が難しいだろうとされる今の時代に自分と宮崎の兄貴的存在の中迫謙吾さんは、人知れず割れるその波にトライをはじめたのが十数年前。
とてもシャローなその波は入る人を波自身がまるで選んでいるかのように、そう簡単には寄せ付けないオーラを醸し出している。
冬の波の無い日には素潜りをして地形を確認し、もしもの場合に備えて入念に準備しているつもりではいるが・・・
ハワイの波のように掘れ上がるその波は、怖すぎて手がでない波の方が多いのは隠せない。
なかなか姿を表さないこの波にとってベストなサーフボードを模索している。 とてつもなく掘れ上がるその波にいかに早く立ち、レイルを噛ませ続ける事ができるのだろうかとフィンのベース幅を広く取り、高さをギリギリまで落としてみた。
kiriflex社の桐を使用し、シェイプしたハンドメイドオンフィン。
自分で創造し、削りあげたサーフボードで水に包まれたほんの一瞬、まるで時が止まったような不思議な感覚を味わう事ができた。
Moontail twinfin 7’11 空板 Takashi Komori
この波に乗った翌朝、まさかのぎっくり腰。調子に乗るべきではないときっちりわからされたような気分だった。
そして、後日のチャレンジでは、
All photo u-ske
この波を一番嫌なポジションで喰らってしまった自分だが、ダブのプロテクタースーツを着ていたおかげでリーフに叩きつけられずに済んだと思う。
サーファーと同じくらい命がけでギリギリまでカメラを構え続けてくれた写心家のu-skeさんには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
世の中が情報で溢れかえるなか、ここはどこなんだ!?そんな場所が今だにあってもいいのではないだろうか?
まだまだ未開拓のサーフポイントがあるのでは?と、ギラギラし続けるこのポイントのパイオニアである中迫謙吾さん、これからもまだ未ぬ波を探し続ける事だろう。
自分がいるのは、過去にお世話になった人がいるということを忘れないよう日々精進していきたい。
サーファーの命を守り続けるDOVEにも最大級の感謝!!
小森 隆志