ウェットスーツをオーダーする時、ワクワクしませんか?
まずはモデルは何を選ぶか?
DOVEのフラッグシップのMAD TAILOR?渋めにCLASSIC?いやいややっぱりREGULAR?
EASY PADDLEやIMPACT SUITSも気になるなぁ・・・。
ZIP TYPEはどうしよう?
昔ながらのバックジップか、チェストジップかハーフチェストジップか・・・。ノンジップもいいなぁ・・・。
ベースの生地は?色は?んんん・・・!
完成形をイメージしながら悩む。そんな時間も楽しいものですよね。
そんな楽しい悩みの一つに「マークを何にするか?」も挙げられますね。
今回のブログでは、そんな「マーク」に纏わるお話を。
これまでのシリーズブログ「ウェットスーツ職人の技」をお読み頂いていた方はすでにご存じの事と思いますが、ウェットスーツの製造工程は大きく分けて…
1型紙作成 2生地取り 3裁断 4ノリ塗り 5組み立て(貼り) 6縫製 7仕上げの7段階となります。
そしてブログや動画の中では、いつの間にかシレッとマークが入っていました。
実は「3 裁断」と「4 ノリ塗り」の間に、「3.5 マーク入れ」の作業があったのです!
製造工程に入れるほどの事ではないかぁ・・・とも思ったのですが、ウェットスーツのマークが付けられる作業をご覧になったことのある方も少ないですよね。
なので改めまして「3.5 マーク入れ」のご紹介を!
オーダー時にモデルやジップタイプ、生地種や色を決めて頂きました。
さて、マークはいかがいたしましょう?
DOVE SURFING WETSUITSでは・・・
こちらのロゴプリントや・・・
ワッペンをご用意しております。
ちょっとシックにレザーワッペンなどもありますよ!
ワッペンに関しては、ブログ「ミシン編」でも少しご紹介させて頂きましたが、ミシンで縫い付けます。
今日特にご紹介したいのは、プリントマークの付け方です。
プリントマークは、こちらのプレス機を使い、140度の熱と高圧力をかけて転写します。
それぞれのモデルやお選びいただいたマークごとに、マークの大きさや種類、位置などが細かく決められています。
しかしサイズや体型によっては、マニュアルの通りにはいかない場合があります。
そこが職人の腕の見せどころ!マニュアルから大きくズレる事のない範囲で、微妙な調整をしつつ一番良い位置を見定めてプレスします。
プレスをする際に熱が入る事はご説明の通りなのですが、ウェットスーツの生地は温めると膨らむと言う特性があります。
そこでまずは、マークを置かずに「空打ち」をします。そうする事で一度生地を伸びた状態にします。
「空打ち」をしたらマークの位置を決めてプレス!
ここで15秒ほどプレスします。
一度めのプレスが終わったら、保護フィルムを剥がしてもう一度プレス!
二回目のプレス時には「リケイ紙」というラミネート加工が施された紙を引きます。
そうする事でマークの表面をマット仕上げにし、ベタッとくっ付いてしまう事故を防ぎ、マークを長持ちさせます。
お選び頂いたロゴマーク以外にも・・・
各モデル専用ロゴや、
あなたのウェットスーツのマテリアルと厚みを表示するスペックマークも。
ウェットスーツ表面のマーク入れ以外にも、襟パーツのマジックテープ部分や、
手足首の滑り止めなども、プレス機で熱圧着されています。
そして大事なマークがもう一つ。
それは内側につけるタグ。
このタグには、一着ごとに割り当てられている「シリアルナンバー」と、お好みでカスタマーネームが入ります。
シリアルナンバーをお入れするのは、単にデータの管理などを簡単にするためだけではありません。
「量産した中の一着」ではなく、「責任を持って作られた一着」である事の証しです。
これが一番大事なマークかもしれません。
今回も例によって、このマーク入れの作業を動画にまとめてみました。
よろしければ覗いてみてください!
さて、こんな風にマークは付けられていますが、どうしましょうか?どのマークにするか決まりましたか?
DOVE SURFING WETSUITSオフィシャルサイトではネットオーダーも可能です!
「オーダースーツ」のページではカラーシミュレーターもご用意がありますので、生地の色やマークを組み合わせてイメージするのも楽しいですよ!
詳しいオーダーの方法は、こちらのブログ「ウェットスーツのオーダー方法を解説!」をご覧ください!
お好みのマークでカスタマイズして、シリアルナンバー入りの「あなただけの一着」をぜひ!
DOVE SURFING WETSUITSのLINE公式アカウントは、もうご登録いただけましたか?今なら10%offクーポンをプレゼント!
この機会にぜひご登録を!