今年も残すところあと10日。平成の時代が去ろうとしていますが、来年の年号は何という字が発表されるのか楽しみです!!
日本は冬真っ只中と言いたいところですが、一気に極寒になったり方やポカポカ陽気になったりと寒暖の差が激しい気象で、体調に気を付けたいところです。風邪などに気を付けて乗り切りましょう!!
さて、先日ハワイノースショアにて行われたワールドサーフリーグCT戦最終章が幕を閉じ、ガブリエルメディーナーが世界チャンピオンの栄冠を手にし2018年を締めくくりました。
そして、そのWCT本戦に出場権が与えられるロコトライアルで、我が Team DOVE ライダーの脇田貴之プロが名誉ある出場に私たちもライブ観戦し応援しました。
観戦していた方はお気付きだったと思いますが、ヒートクレジットの国籍表示が何とハワイになっていましたね?!
今年、日本国内で上映されたWAKITA PEAKの由来、誰もテイクオフしない凄いところからのドロップポジションの命名に彼の凄さを目の当たりにした方も沢山いらっしゃると思います。また、長年通い詰めパイプラインに命を賭け挑む直向きな姿勢と謙虚さで、ハワイローカル、並びに世界中のサーファー誰もが認めた証。
その甲斐あって著名なロコ選手の中にインビティーされることは、日本人にとって誇りある名誉ではないだろうか。Takayuki Wakita / Photo: Naoya Kimoto
今回は、脇田プロが攻めるリアルパイプとはいきませんでしたが、それでもパワーのある波とブレイクがまとまらないダンパー気味の手古摺るコンディションに強者選手も四苦八苦していました。
そんな中、脇田プロはラウンド1・クォーターファイナルで強豪選手を抑えセミファイナルに進出。
惜しくもセミファイナルでは決め手となる波を掴む事が出来ず、本戦出場権を手にする事が出来ませんでした。
もっと波がパンプしていれば、大いにチャンスが有ったのに悔やまれます。
そこで今回、波伝説でお馴染みのサーフィンフォトグラファー木本直哉氏が、脇田プロの一部始終を撮り収め送られて来ましたので、ぜひご覧ください。
WSL #11 Billabong Pipe Master Trial Round・Takayuki Wakita Story #1 by Naoya Kimoto
ゼッケンをピックアップする脇田貴之プロ。
ゼッケンを付けながら波を念入りにチェックする脇田プロ。緊張するタイミングのショット。
今期メキメキと力を付けビッグパイプを果敢に攻めている息子・泰地プロと脇田貴之。緊張を解すひと時・・・
Jason Shibata&Taichi wakita&Takayuki Wakita
同ヒート地元出身のカラニ・ディビット選手と握手を交わす脇田プロ。
いざ出陣!!観衆の人混みの中を掻き分け海に向かう・・・
そして、トライアルズラウンド1・ヒート4がスタート。
まず開始早々の1本目。クローズアウトセクションの波にテイクオフ(0.37 Point) / 5 Sequense
そして時間が刻々と過ぎ、他選手3名は次々に波に乗るが決め手のチューブをメイク出来ずアクションが主となりスコアを伸ばす事が出来ない中、残り時間8分に差し掛かった頃にやっと脇田プロが2本目の波にテイクオフ(0.97 Point) /26 Sequense
あと少しと言う出口で痛恨のワイプアウト。
そして後半に突入して順位4位に付けていたが、ついに来た!!
残り4分を過ぎた辺りにヒートベストのチューブをメイク (4.27 Point) / 31 Sequense
チューブを出た瞬間背中を着きそうになるが、リカバリーして見事メイク!!出た時の手がシャカサインをしている様に見えるのは私だけだろうか?!
1位はカラニディビッド、脇田プロは4位から逆転し、2位に付けてラウンド1を勝ち上がった。
続いてクォーターファイナル・ヒート1に出場。
DOVE チームメイトの地元出身 マカイ・マクナマラ選手と同ヒートになった。
まず1本目は、底掘れする波にテイクオフするが、フリーフォール状態から痛恨のワイプアウト。/ 17 Sequense
テイクオフ時点で前が見えない状態からボトムへエアードロップ気味にタッチダウンするが分厚いカールにのみ噛まれた脇田プロ。蒼ざめたカールの色と跳ね上がるスープの凄さに、如何にパワーがあるかが伺える。
2本目、形良さそうな波にテイクオフ。チューブは深く入れなかったが、フィニッシュはスープに当て込みメイクするもスコアーが伸びず(1.77 Point) / 29 Sequense
この時点で4位。まだまだ快進撃があります!!
後編に続く・・・